「だし」は、日本料理において欠かせない基本的な調味料であり、料理の風味や旨味を引き出す重要な役割を果たします。
日本人なら何となく理解できます。
先日スーパーに出汁パックを買いにいきました。
種類が多く悩みましたが、無添加と記載のある物を選んだのですが、家に帰り裏面表示を見て驚き。
エキス、砂糖、粉末醤油、アミノ酸が盛りだくさん。
買う前に確認しておけばよかったのですが。。。。ミスった(´;ω;`)ウッ…
小さな子供がいる我が家では躊躇する原材料。
無添加???・・・・・
疑問に思い無添加とは何かを調べてみました。
この記事では小さなお子様でも安心して使える出汁パック(入手しやすい×安価)を調べてみました。
子育て世代、丁寧な食事をお求めの方に参考になればと思います
出汁って何?
だしと言っても多くの種類があります。今回ご紹介する出汁は、昆布、鰹節から取る日本の伝統的な出汁になります。
日本が世界に誇る食文化「和食」の原点にあるのが鰹節と昆布から抽出する出汁です。
鰹節が持つイノシン酸×昆布のグルタミン酸を掛け合わせうま味の相乗効果を引き出します。
この掛け合わせは世界共通で例えばフランスでは「コンソメ」「フォン」「ブイヨン」中国では「湯」といったスープもイノシン酸とグルタミン酸の掛け合わせで作られています。
鰹節と昆布出汁をベースに調理すことにより食材の良さをより引き出す和食が完成します。
無添加の意味
「無添加」って聞くだけで、
・身体に良い
・食べても害はない
・塩分が少ない
等の思い込みをする方が多くおられるかと思います。
無添加=「本来の素材以外は使っていない」とは限りません。
商品の多くは
「保存料無添加」
「化学調味料無添加」
「着色料無添加」など
「○○無添加」という形で表記されることが多いです。
あくまでもこれだけは入っていませんよと表記しているだけなので「だしパック」に限らずオーガニックをお求めの方は注意が必要です。
原材料表示
写真の「だしパック」は保存料無添加のパッケージが表示されていました。
裏面は見ての通り。
実際にかつおぶし、こんぶ等が入っています。
他にも酵母エキス、デキストリン、アミノ酸などの記載があります。
確かに保存料は入っていませんが出汁パックと言うよりも、塩、砂糖、アミノ酸を調合した調味料と認識した方がしっくりきます。
※(保存料、アミノ酸等を否定している訳ではありません)
デキストリン=いもやトウモロコシなどのデンプンを分解して作られたもの
酵母エキス=分類は昆布と同じで食品に分類されます。
アミノ酸=昆布、鰹節、しいたけ等が保有している同成分
上記のように自然由来の成分や鰹、昆布と同成分を使っている事は知っておきましょう。
オススメ だしパック 3選
調味料が入っているだしパックが悪い訳ではなく、どのような調味料が入っているかを知ったうえで購入すること大事になります。ここからはオススメ出汁パックを紹介していきます。
「ふしのだし」
福島鰹株式会社が販売しているだしパック。
調味料、保存料等不使用
原材料・成分
うるめいわしのふし(国内製造)、さばのふし(国内製造)、いわしの煮干(国内製造)、そうだのふし、こんぶ、かつおのふし、乾しいたけ
使用方法
①水400ccに本製品1パックを入れて点火。 ②沸騰後、中火にして約5~6分煮出して下さい。 ③火を止めて、だしパックをおはし等で取り出して下さい。
他にも違うブレンドの出汁パックも販売されています。
添加物んの入っていない「めんつゆ」も販売されています。
「だし名人」
【内容量】200g(10g × 20P入り)、原材料:かつお本枯節(鹿児島県産) / 宗田かつお節(熊本県産) / いわし煮干(愛媛 / 高知 / 長崎県産) / あじ煮干(長崎県産) / さば節(熊本県産) / 昆布(北海道産) / すべて 国産 天然素材、容器:シッパー付きパック / ティーパック方式(無漂白パルプ使用)
全ての原材料を国産使用。安心して使えるだしパックです。
原材料のかつお本枯節はカビ付けをしている最高級の鰹節を多く配合している事を考えてもリーズナブルだと思います。
「だしまんま」
- 国産の鰹節、昆布、椎茸を完全無添加で粉末化。こだわり食材の配合を重ねることで赤ちゃんに好まれる「旨味」を実現しました。
- 最高級の鰹節「本枯節」を使用。離乳食で本枯節のみを使用しているのはだしまんまだけです。魚臭さが少なく、上品な香りが特徴で様々な野菜や食材に合わせてご利用いただけます。
離乳食で重宝するだし。
市場に出ているだしパックの殆どにサバ節がブレンドされています。
サバ節を入れることにより味の深みがでて美味しい出汁を取ることが出来るのですが、離乳食ではアレルギーの問題が出てきます。
紹介した出汁パックはサバ節はブレンドされていないので、アレルギーのをお持ちのお子様も安心してつかえます。
まとめ
スーパーに並んである商品に「無添加」記載が多くあります。
最近まで「無添加」=「安全、安心」だと思っていましたが、意外と色んな物が入っています。(笑)
〇〇完全無添加と表示されていても〇○は入っていないだけ‼
無添加という言葉に惑わされず、裏面表示をしっかり確認して、健康な食事を心がけましょう。
少しでも皆様の気づきになれば幸いです。
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