昆布出汁と離乳食:赤ちゃんもビックリ魔法出汁

子育て世帯の皆様、こんばんは。日々の家事、育児、本当にご苦労様です。

子供が生まれ育児を進める中でいくつもの壁が立ちはだかりますよね。

  • 寝ぐずり
  • 夜泣き
  • 食べてくれない離乳食
  • イヤイヤ期

他にも小さな事を思えば、数え切れない程の壁がありる中で何とか乗り越えてきました。

その中でも「食べてくれない離乳食」が一番憂鬱な体験です。特に一人目は初めての事ばかり。余裕もなく、「離乳食を食べない=体の不調?ご飯がおいしくない?」

夜は時間があるので、食べなくても少し時間が経つと食べにくる(ダラダラ食べ)をしていました。

しかし、朝の時間がないとき「食べない」は本当に苦労しました。

二人目は一人目の時の経験を踏まえ離乳食について少し勉強しました。すると昆布のうま味がは母乳の成分、羊水の成分にとても似ていることが分かり、その日から離乳食に昆布出汁を使い始めます

驚くことに子供の手が止まらないんです(笑)

おかわりまでする始末(笑)この日の事は今でも忘れません。

私が体験したように、離乳食でお困りのお母さん、お父さんへ少しでもヒントになる記事になればと思います。

昆布出汁の特徴とその驚くべき特性

昆布は、私たちの食卓に欠かせない海の恵みの一つです。特に日本の料理において、その深い風味と旨味は数々の料理を引き立てます。

そして、昆布の旨味成分が母乳や羊水の成分に似ているという事実に驚かされます。

昆布に含まれるグルタミン酸やアミノ酸は、豊富な旨味を生み出します。この旨味成分は、赤ちゃんが母乳や羊水を通じて感じていた味に非常に近いものだと言われています

昆布出汁を離乳食に取り入れることで、赤ちゃんはより慣れ親しんだ味と認識し食べやすく、喜んで食事を取るようになります。

赤ちゃんが食材に興味を持つために

赤ちゃんが食に興味を持つには味付けが鍵です。

「美味しい」と感じる味付けは、大人も赤ちゃんも同じように求めています。

私たち大人は、素材をそのまま味わうことが難しい時がありますよね。赤ちゃんも例外ではありません。そこで、味付けの砂糖などが思い浮かぶかもしれません。

確かに、これらの調味料は生命活動に欠かせないもので、私たちも赤ちゃんも美味しいと感じるのは事実です。しかし、それらを過剰に与えることは赤ちゃんの健康に良くありません。

塩分

確かに、塩分は私たちの体が必要とするミネラルの一部です。しかし、赤ちゃんの消化器官はまだ成熟していなく、特に肝臓の塩分を処理する能力が低いです。したがって、塩の過剰な使用は避けるべきです。

糖分

糖は私たちのエネルギー源として欠かせませんが、赤ちゃんの過度な糖摂取は、肌トラブルや糖尿病のリスクを高める可能性があります。そのため、糖の使用は控えめにしましょう。

これに対して、自然なうま味を持つ食材が注目されています。特に昆布、かつお節、煮干しといった出汁材料は、豊富なうま味を持ちます。

和食の基盤ともいえる出汁は、その旨味と香りで料理の味を際立たせます。そして、出汁は塩や糖を多く使用しなくても、料理が美味しくなる魔法のような存在です。また、出汁にはDHAやカルシウムといった赤ちゃんの成長をサポートする栄養成分も豊富です。

離乳食に昆布出汁はいつから使える?

離乳食は生後5〜6ヶ月からが基本です。 昆布出汁は離乳食初期の生後5〜6ヶ月のから与えることができます 離乳食期は、主に下記の4つに分かれています。

  • 離乳食初期……生後5〜6ヶ月
  • 離乳食中期……生後7〜8ヶ月
  • 離乳食後期……生後9〜10ヶ月
  • 離乳食完了期…生後12ヶ月〜18ヶ月

昆布出汁を使う最大の利点は離乳食初期から使えて子供の味覚を育てる事が出来る。

これはとても重要なことで将来的に糖尿病の予防にもなると言われています

「中期」になると鰹出汁を合わせる事も可能で、離乳食のレパートリーを増やすことができます。「後期」では煮干し出汁を組み合わせて、さらに「食べる離乳食」量産できます

昆布、鰹節、煮干しの出汁には天然のアミノ酸の他に塩分も入っており、味付け役の塩、砂糖の量を最小限で抑える事が出来ます。

これにより、赤ちゃんの味覚が「うま味」に対してしっかりと反応するようになります。塩、砂糖のように強い刺激でなければ美味しいと感じる事ができなくなると、更に濃い塩分、糖分を求めるようになります。糖尿病などの生活習慣病の改善で重要な事が「適度な運動」と「健康的な食事」です。

出汁のうま味を取り入れる事により、大人も赤ちゃんも将来的なリスクを減らすことが可能です。

離乳食に使う昆布の選び方

離乳食に使う昆布出汁は下記の2つをお勧めします。

利尻昆布 ・道南昆布

利尻昆布・道南昆布は他の昆布出汁に比べスッキリとしたお出汁が取れます。出汁を取る際の温度管理を簡単で手軽に使える昆布です

日高昆布、北海道産昆布(産地不明)、釧路、長昆布、道東昆布と記載されている昆布は出汁を取る事は出来るのですが、出汁に昆布独特の磯の香りが付きやすく赤ちゃんが嫌がる可能性があります。

羅臼昆布は出汁昆布の中でも有名な昆布ですが、等級によっては「濁りやすい」「磯の香りが強い物」があります。スーパーで販売されている物の多くが、等級の記載がなく「天然羅臼昆布」として陳列しています。どうしても羅臼昆布をしたい方は1等~3等で記載ある羅臼昆布をご使用ください。

離乳食に使う昆布出汁の取り方 ①

離乳食に使う昆布出汁の取り方と長期保存させる方法を紹介していきます。

材料

(調理時間15分~20分)

水一1ℓ  ■昆布―10g

  1. 前日か出汁を取る30分前に昆布を水に付けておく。
  2. 火をつけ鍋から小さな気泡が出るまで温度を上げる。(約80℃、湯気が出始めるタイミングが適切な温度です。)
  3. 弱中火での温度を保ち15分~20分
  4. 昆布を取り出してから沸騰させて灰汁を取り除き完成。

最後に沸騰させること澄んだ出汁に仕上がります。長期保存するためには一度沸騰させることで菌の増殖うを防ぐことができます

離乳食に使う昆布出汁の取り方 ②(水だし)

仕事や家事で忙しい方はこちらの出汁取りを行ってください。

材料は①と同じです。工程は2つだけ!

(調理時間3分)

  1. 前日に昆布を水に着け冷蔵庫で保存。
  2. 鍋に火を付け沸騰させて灰汁を取り完成。(昆布を取り出すタイミングは沸騰する直前。

この方法でも十分に出汁を抽出することが可能です。

昆布出汁の長期保存方法

昆布出汁を離乳食に使う場合は一度の食事で使用する量も限られています。しかし毎回出汁を取る時間を作るのも面倒ですよね。

そこで昆布出汁を長期保存し食べたいときに使いたい分だけを取る方法を紹介します。

出汁取りの工程で少し書きましたが、昆布出汁を取った後に沸騰させること。これが出汁を長期保存するために最も重要な事です。

沸騰させることで菌を殺し、保存時に菌の増殖を遅らせる事が可能になります。この手法は多くの食品メーカーで取り入れられています。

缶コーヒー、うどん袋つゆ、レトルトカレーなども似たような手法で長期保存を可能にされています。(沸騰させた後に急激に冷やすことで、更に菌の数を減らすことができます。

冷やした昆布出汁を小分けに出来る冷凍トレイに入れ完成です。

昆布出汁を冷凍せず冷蔵保存で使う場合2日、冷凍した場合は約2週間程を目途に使い切ってください。

昆布出汁のアレルギーについて

昆布は食品表示法で表示が定められた『アレルギー物質を含む食品』8品目。

表示が奨励されている20品目には該当されません。しかし絶対にないとは言い切れません。

昆布は収穫した後に乾燥させる期間があります、乾燥場所の殆どは浜辺の石の上で行われます。その時に小さなエビやカニが昆布に張り付いたままか乾燥し出荷されることが稀にあります。

特に日高昆布、釧路産が表記せれている昆布は実がクシャクシャでシワの間に入った小さなエビなど見逃すことがあります。

このような観点からも、実にシワが少ない利尻昆布、道南昆布お勧めします。心配される方は出汁を取る前に水の含んだタオルもしくはキッチンペーパーで昆布の拭き上げを行ってください。

アレルギーはどの食材でも反応する可能性があります。

赤ちゃんに初めて昆布出汁を与える際は、昆布出汁単体で与えてください。

例えば、お粥と昆布出汁を組み合わせて与えると米に対してのアレルギー反応なのか昆布出汁のアレルギー反応なにかわからなくなります。

万が一反応が出てもすぐに病院に行ける午前の食事で与えるようにしてください。

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