食卓の端でヒッソリとたたずむ姿。
決してメインディッシュにはなりえない存在ではあるが歳を重ねるにつれ、その重要性に気づかされる一品「味噌汁」!
30歳を過ぎ、昼食に時に出る味噌汁がイマイチなお店に入ると残念な気持ちになる今日この頃(笑)
そんな気持ちお持ちの三十路を過ぎた日本人の皆様に、自宅で10分で作れるお店を超える味噌汁レシピを紹介します。
通常のお味噌汁の作り方
通常お店で提供される出汁から作るお味噌汁の工程
- 材料:
- 水:1リットル
- 昆布:1枚(約10cm角)約10g
- かつお節:20g~30g(煮干の場合20g:出汁パックやブレンドされた物は20g~30g)
※二番出汁を味噌汁に使うお店も多いです
- 手順:
- 昆布を水に30分ほど浸しておく。
- 中火にかけ、沸騰直前で昆布を取り出す。
- 沸騰したら火を止め、かつお節を加える。
- かつお節が沈んだら、こし器で濾す。
味噌汁の作り方
- 材料 (4人分):
- 出汁:600ml
- 味噌:大さじ3〜4
- 豆腐:1丁
- 葱やわかめなどお好みの具材
- 手順:
- 出汁を鍋に入れ、中火で温める。
- 豆腐は一口大に切り、出汁が温まったら加える。
- 出汁が沸騰したら火を弱め、味噌を溶き入れる。一度沸騰させないように注意。
- 最後に葱やわかめなどの具材を加え、少し煮込む。
ザックリとこんな感じですよね。
まず初めの出汁を取る工程が一番ハードルが高いですね。。。
具材に大根、玉ねぎ、人参を入れるなら少し煮込む時間が追加されます。
カツオや昆布の顆粒出汁を使えば最初の出汁取り工程がなくなるのでかなり楽になりますよね。
そこで顆粒出汁を使うような手間で、本格出汁を取りつつ味噌汁ができればめっちゃ嬉しくないですか?
本格味噌汁の作り方 (時短)
調理時間10分
我が家では「まとめてポン」と呼んでいます。
昆布、カツオなどすべての具材をまとめてコトコト煮込むだけで出来上がりです。
「そんなことをすれば昆布から雑味が出ませんか?」
「カツオ薄削りを使うと酸味が出ませんか?」
など、疑問があると思います。
結論、出汁を取る素材さえ間違えなければ全然問題ありません。
出汁材料
- 利尻昆布(出来れば天然)
- 利尻昆布がない時は道南昆布でも大丈夫!
- 出汁パック(粉末醤油・食塩・酵母エキスが配合せれていないもの)
- カツオ薄削り(花かつお)はなるべく使わない
- (出汁パックがない場合100円ショップで売ってるTパックに詰め替えてもOK)
- カツオ薄削り(花かつお)はなるべく使わない
・水1ℓ ・昆布10g ・出汁パック20g~30g
具材はお好みで!
・今回は「人参、大根、えのき」を入れていきます。薄くカットして下さい
手 順
- 鍋に水、昆布、出汁パックを入れ中火で火にかけます。
- 人参、大根、エノキを火の通りにくい順に入れていきます。
- ※鍋が沸騰しすぎないように注意してください。沸いてきたら中弱火でキープ
- 野菜を入れたら最後に味噌を入れ3分程煮込めば完成です。
- そのまま食べる場合はもう少し煮出して野菜に柔らかくしてください。
- 後は余熱で野菜に火を通します。
- 昆布と出汁パックも余熱でうま味を出し切ります。
- (味を確認しながら、出来あがり時点で取り上げてもOK)
野菜を切る工程がなければ10分程度で出来るお店の味噌汁です。
本物の出汁を取る事でより多くのうま味を効率よく抽出し調味料の量を大幅に減らすことができ減塩効果に大きな影響を与えます。
特に調味料入りだしっパック(食塩、粉末醤油、酵母エキス入り)の場合、通常の塩、醤油を入れたときより塩味を感じにくい傾向にあります。この場合、昆布、鰹から取った出汁で作る味噌汁とは塩分濃度に大きく差が出ます。(昆布や鰹からもうま味成分の他に塩分が出ます)
簡単に本格出汁を取り自宅でもお店の味をお楽しみください。
コメント